各種報道にかかる事実に関する当クラブの対応等について②
お知らせ
ディオッサ出雲FC運営法人
特定非営利活動法人ディオッサスポーツクラブ
代表理事 渡部 稔
同法人代理人弁護士 紙尾 浩道
当クラブにつきましては、昨今、報道機関各社による報道がなされているとおり、当クラブ所属の選手2名(以下「本件選手」といいます。)の代理人である藤塚雄大弁護士(以下「本件代理人」といいます。)から、当クラブに対して契約履行請求、環境改善要求および損害賠償請求を求められているところです(以下「本件請求」といいます。)。
つきましては、本件請求に関し、本書作成日現在における、当クラブからお伝えできる事項及び今後の方針等に関して、本書をもちましてお知らせいたします。
この間、当クラブが調査を委任した廣澤努弁護士により、調査結果をまとめた2024年11月25日付「調査報告書」(以下「本件報告書」といいます。)が作成され、当クラブに提出されましたので、これを踏まえての当クラブの見解となります。ただし、末尾にも記載があるとおり、今後、リーグにおける規律手続が行われます関係で、調査報告書の内容を開示した場合に、同手続への影響が生じるおそれがありますため、現時点においてその詳細な内容については差し控えさせていただきますことをご容赦ください。
なお、本件に関しましては、当クラブHPに掲載されている内容も併せてご参照ください。
1 通訳の帯同に関して
この点については、いまだ本件代理人との交渉が継続中です。本件調査報告書でもこの点については調査の対象外となっています。
2 選手起用に関する発言等に関して
本件調査報告では、監督の発言がパワーハラスメントに該当するとはいえないと認定がなされており、当クラブも内容を検討しましたが、本件調査報告書に不適切な点があるとは認めませんでしたので、本件調査報告の内容を支持することとなりました。
3 性的な発言および敵対的行為に関して
本件調査報告書によれば、監督及びコーチングスタッフの行為に関して、ハラスメントに該当するとはいえないと認定がなされており、当クラブも内容を検討しましたが、本件調査報告書に不適切な点があるとは認めませんでしたので、本件調査報告の内容を支持することとなりました。
4 下着を干したことについて
本件調査報告書によれば、監督の行為はセクシャルハラスメントには該当しないと結論付けられ、当クラブも内容を検討しましたが、本件調査報告書に不適切な点があるとは認めませんでしたので、本件調査報告の内容を支持することとなりました。
5 今後の対応について
今後につきましては、当クラブの所属するリーグにおいて規律手続が開始されているとの通知を受けましたので、同手続における事実調査等に全面的に協力する所存でございます。このような状況下において、当クラブの調査報告書において認定された事実の詳細まで一般に公開した場合、かかる事実に関して報道機関の取材が行われたり、関係当事者による働きかけが予想されるため、現時点では公表を差し控えさせていただきます。
他方、なでしこリーグに対しては、当クラブが現在把握している事実関係を可能な限り報告しています。
当クラブ関係者の皆様には、ご心配をおかけした状態を継続することとなり、クラブとしても痛恨の極みではございますが、リーグの規律手続における結論が出るまで、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
今後も、進展があり次第、適宜の方法で当クラブの見解や対応方針等について発表してまいりますので、これをお待ちいただけますと幸いです。
重ねてにはなりますが、当法人の理事、当クラブのスタッフおよび選手個人に対する個別の取材等には応じかねますので、悪しからずご了承ください。
以上